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映画と、映画の「敵」

ジャン・ルノワール映画の世界

画家の父、映画監督の息子。二人の巨匠を紹介する「ルノワールルノワール展」が 2008年2月2日より5月6日まで Bunkamura ザ・ミュージアムにて開催されます。これを記念して、東京日仏学院Bunkamura ル・シネマ、東京国立近代美術館フィルムセンターでは、映画史上最も偉大な監督の一人であるジャン・ルノワールの映画祭を共催します。東京日仏学院では、ジャン・ルノワールが20世紀の時代とともにいかに映画を作り続けてきたか、同時代の映画監督、あるいは後に続く映画監督たちにいかに影響を与え、あるいは共鳴し合ってきたのか検証します。

2月2日には、『獣人』上映後、シネマテーク・フランセーズ館長のセルジュ・トゥビアナ、映画批評家蓮實重彦、映画監督の黒沢清を迎え、シンポジウムを行います。
http://www.institut.jp/agenda/festival.php?fest_id=38

第9回 LAC 国際シンポジウム
「映画と〈敵〉――中国語圏映画における日本軍の表象」
2008年2月2日(土)  14:00〜16:30
場所 東京大学駒場キャンパス 学際交流ホール(京王井の頭線 駒場東大前駅下車 徒歩1分)
通訳つき・参加費無料・事前登録不要(どなたでもご参加できます)
発表者
・許金龍(中国社会科学院 外国文学研究所)
   ある南京出身者から見たスクリーン内外の日本兵
藤井省三東京大学
   2000年中国映画における「日本兵」――姜文監督『鬼が来た!』と蒋欽民監督『戦場に咲く花』
・メアリー・ウォン(Mary Wong 黄淑嫻)(香港・嶺南大学)
   Domesticating the Enemy: The Representation of Japanese in Hong Kong Cinema of the 1950s and 1960s
・三澤真美恵(日本大学
   冷戦期台湾における銀幕の「敵」
司会 野崎歓東京大学
主催 「文学・芸術の社会的統合機能の研究」(LAC)