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体感!山形国際映画祭 夜は宮台氏と“映画談義”

NEAT2007-10-07

体感!山形国際映画祭 夜は宮台氏と“映画談義”

 世界の新鋭作品が集う「山形国際ドキュメンタリー映画祭2007」が10月4日から8日間の日程で開かれます。10回目を迎える今年の映画祭は、『殯(もがり)の森』でカンヌ国際映画祭パルムドール賞に輝いた河瀬直美監督の最新作をはじめ、03年の大賞受賞者・王兵、シリア、アルゼンチン、フィンランドなどの監督が頂点を競うコンペのほか、アジアの新進作家の発掘に定評ある「アジア千波万波」、ドイツの記録映画を紹介する特別企画など、目を離せない作品のオンパレードです。日中は各自気になる映像世界に浸り、そして夜は、本誌映画監督インタビューでもおなじみの宮台真司氏と居酒屋で“映画談義”をしませんか。2日目(7日)夜には、山形市中心街の山形グランドホテルで宮台氏講演会(入場料500円)を開き、お祭気分をさらに盛り上げる予定です。

■出発日 10月6日(土)〜8日(月)
■参加費 2泊3日3万円(学生割引2万5000円)
=宿泊代(朝食2食付き)+居酒屋交流代+映画鑑賞券6回分+公式プログラム集
   注)1泊2日1万5000円(学生割引1万2000円)
=宿泊代(朝食付き)+居酒屋交流代+映画鑑賞券4回分+公式プログラム集
※2人部屋御利用の場合2泊3日1000円、1泊2日500円の割引とさせていただきます。現地までの往復交通費は自己負担となります。

■募集定員 25名  ■募集締め切り 9月18日(火)
■宿泊先 山形国際ホテル(電話023−633−1313 
   山形市香澄町3−4−5、山形駅徒歩5分、バスターミナル隣接)
■集合場所と時間 宿泊先の山形国際ホテルロビーに午後1時

★★以下は行程表です。

□10月6日(土)
午後1時   山形国際ホテルロビー集合、入室後各自映画鑑賞へ
午後7時前後 宮台氏を囲み約2時間居酒屋交流会
□7日(日)
各自映画鑑賞 夜、宮台氏講演会(山形グランドホテルで200人規模)
□8(月)
各自映画鑑賞へ、山形名物・板そば昼食会(オプション)

●本企画への参加お申し込みは、別紙用紙に必要事項を御記入のうえ、同封の返信用封筒あるいはFAXでお送り願います。
●参加費の入金は専用の振替用紙でお願いします。申し込み締め切りは9月18日(火)ですが、入金確認順で定員になり次第締め切らせていただきます。
●参加費の入金後、お客様のご都合により参加を中止される場合は取り消し料を申し受ける場合がございます。

■お問い合わせ 電話 03-3221-8521 (ヤマドキ企画担当)
 メール    tanaka@kinyobi.co.jp

10月7日:『情緒論』出版記念・切通理作×阿部嘉昭対談「せつないって、いいよね!」
切通理作『情緒論』(春秋社刊)出版記念対談
せつないって、いいよね!〜中年二人、情緒を語る
切通理作×阿部嘉昭

【日時】
  2007年10月7日(日) 15:00〜 (14:30開場)

【会場】
  三省堂書店 神保町本店 8階特設会場
  ※8階特設会場へは、靖国通り側(正面入口側)エレベーターをご利用ください。

参加ご希望のお客様先着70名様に
当店4階レジカウンターにて、参加整理券を配布いたしております。
※当日参加費として500円を申し受けます。
※新刊『情緒論〜セカイをそのまま見るということ』は9月下旬発売予定。ただいまご予約受付中です。

過去でも未来でもない宙づりの風景――それはたとえば路上や駐車場の片隅に放置/廃棄された自動車であり、ガードレールにフト落ちた自分の影であり、「今日もまた一日が終わる」という疲労に満ち始めた夕暮れの時間に見あげた鉄塔であり、青空の下の電信柱であったりする。そんな日常に満ち
満ちた、しかし、どうにも名づけえない「何か」を、文化批評の旗手二人がダイアローグのなかで語ろうと試みる。

【お問い合わせ】
  三省堂書店 神保町本店 4階 03-3233-3312(代) 10:00〜20:00
http://sanseido-eventhonten.hontsuna.net/article/1933882.html


「本屋さんの現在とこれから 書肆アクセスの閉店が意味するもの」

 小さな個性派書店・書肆アクセス閉店の問題を通じて、改めて個性的な書
店の可能性・必要性を考えたいと思います

10月7日(日)・午後2時〜4時・東京古書会館・入場 無料

畠中理恵子書肆アクセス店長)
永江朗(評論家)
田村治芳彷書月刊編集長)

申し込みは下記から
http://www.kosho.ne.jp/event/200710/

つくる会
http://d.hatena.ne.jp/jinbouac/

「売れ残った本」半額に 出版社17社、ネットで本格販売
2007年10月07日

 再販契約で定価販売を義務づける出版業界で、「売れ残った本」をインターネット上で値引き販売しようという試みが、12日から本格的に始まる。これまでの絶版本や期間限定の割引販売から一歩進め、小学館集英社講談社文芸春秋などの大手出版社が、絶版の一歩手前の「在庫僅少(きんしょう)本」を提供し、半額で通年販売する。出版不況で書籍の4割が読者の手に届かず返品されるなか、価格を拘束しない「第2の市場」を創設して本の復活をはかるのが狙いだ。

 販売するのは、小学館集英社などの関連会社、昭和図書(大竹靖夫社長)が運営するインターネットのショッピングサイト「ブックハウス神保町.com」(http://www.bh−jinbocho.com/)。

 昭和図書の呼びかけで、今春から小学館集英社など4社が、初版発売後1年以上経過し、在庫が少なく一般の流通経路には乗せにくい「在庫僅少本」の値引き販売を実験的に開始。他社にも協力を呼びかけたところ、講談社文芸春秋筑摩書房主婦の友社など計17社が賛同し、本格運用に乗り出すことになった。約400点を手始めに売り出し、商品は半年ごとに入れ替える。今後も協力出版社を募り、「値引き市場」を育てたいという。

 再販制度のもと「定価販売」を続けている出版業界では、絶版前の書籍の「値引き」に根強い抵抗感がある。業界では、03年秋から年2回、期間限定でネット上で定価の5割引きで販売する「謝恩価格本ネット販売フェア」を続けているが、通年開催は一般書店での定価販売に悪影響を与える懸念もあった。

 それでも本格運用を始める背景には、市場の縮小と膨大な返品量に業界全体がもたなくなるという危機感がある。昭和図書の推計では、書店で売れ残って出版社に返品される書籍は年間5億冊を超え、そのうち約2割の1億冊が断裁処分になり損失は820億円に及ぶ。断裁するぐらいなら値引きしてでも読者に届けようという発想だ。

 同サイトでは絶版本の割引販売もしており、大竹社長は「『定価販売以外は駄目』という考えにこだわりすぎると業界全体が落ち込むばかり。将来的には1000万冊、40億円ぐらいの市場を目指したい。売り上げを新刊発行の原資にまわせれば、不況克服の一助にもなる」と話す。

http://book.asahi.com/news/TKY200710070036.html