河村書店

人文系イベント紹介サイト

「愛するものについてはうまく語れない」

NEAT2007-02-10

 これは一種の「ラブレター」だと思います。文庫版『増補:サブカルやー神話解体』の上野千鶴子の解説のことです。これほど「理性的」な恋文が日本語で、しかも「女」から「男」に書かれた例って他にあるのでしょうか。中森明夫さんのとは全く別の意味で素晴らしい解説です。

 あ、本体の話をしなくては、えーと、パルコ版とは違って、図版と本文の一致が図られています。『ポップコミュニケーション』所収の序説を含めた560ページ、1200円+税。ダイアローグズⅡも負けてはいられない。もちろん、ページ数のことじゃないですよ(笑)。

下記は共著者の石原英樹さんのブログ

増補版にも入れられなかったこの本のさまざまな未発表部分(草稿段階で落としたもの)は時々このブログにも出してゆく予定.この奇妙な本を理解する助けになるかもしれない.

とあるので期待しましょう。

http://salvia.tea-nifty.com/ishihara/