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ラジオの単行本化。音源探し。全体の分量と、あと、権利関係も確認しなければならないだろう。

鼎談の原稿読みながら、マイクロテープのデジタル化。

蕎麦をゆでたお湯で作った半熟たまご、ひき肉、大根の皮部分(つまり大根おろしの余り)をへットで炒め、ペンネ、塩、唐辛子。

クリスマスのあまりのクラッカー(?)に同じく余りのチーズを載せ蜂蜜をつけて食す。美味。

『プルート』四巻、『正義警察モンジュ』三巻を読む。どちらも人間と人間ならざるものの間のコミュニケーションを描いている。さらに面白いのは、プルートはイラク戦争を思わせる国際間の紛争を、モンジュは身近なコミュニティを背景にしているという違いはあるにせよ、どちらも「正義」について扱っている点だ。

「正義」は押し付けられるものである。押し付けない「正義」というのは絵に描いた餅である。それは孟子の時代から変わらないのではないか。従って、正義とは嫌なものである。だが、しょうことなしに必要なものでもあるということなのでは無いだろうか。

テープを借りに某駅前で待ち合わせ。くしカツをご馳走になるが、その前にコーヒーを頼んだので奇妙な取り合わせとなる。

帰りに渋谷ユーロスペースで実相寺監督の遺作という『シルバー假面』を観る。以下は感想。

シルバー假面』観て来ました。

 これが遺作というのは、ものすごく、実相寺監督らしくていいですね。

 低予算だけど思いっきり、やりたいことを、一生懸命やってるという感じの映画です。(誰ですか、石橋蓮司が好き放題やってるなとか言うのは!)

 主人公を女の子にしたのもいいですね。(誰ですかヒロインのお母さんがカイヤに似てるとか言うのは!)

 時代背景を大正期にしたのも面白いですね(誰ですか、『帝都物語』の二番煎じとか、画面がデジタルで白っぽいとか、外人が日本語を話すのはウソっぽいとか言うのは!)

 戦闘シーンも昔懐かしい肉弾戦で現在の戦隊モノのルーツを感じさせますね。突進してくる相手に長いすを出すなんて芸が細かいです。(誰ですか、「プライドやK−1の時代に馬場対ハリーレイスかよ」とか言うのは)

 冗談はともかくヒーローとヒロインがともに軍部やナチスに関係しているという設定も、ラストで指輪をわたしたりしたりしないところも、いかにも実相寺的です。けなすのはある意味カンタンな映画ですが、こういう映画を楽しみたいですね、私は。

 いっそのこと12チャンネルで1クールくらいやるか?さもなければ、逆に『帝都物語』くらいのキャストでやれたら面白いですね。

というわけで、

予告編
http://www.youtube.com/watch?v=Qf_pdW_Ka-0

公式サイト
http://www.silverkamen.com/silverkamen/index.html

主役の内田仁菜嬢の公式ブログ
http://ameblo.jp/n-star-light/

こちらは、ひし美ゆり子さんのブログです…。

あれから40年・・アンヌのひとりごと(ズバリ!団塊の世代ひし美ゆり子のブログ)
http://blog.goo.ne.jp/anneinfi/