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ソウルのクリスチャンと済州島の不思議な力を持った家:2人の祖母の話。

タイトル
神谷丹路連続トークセッション:個人史から見る日韓史 vol.3 (里山社 presents)
ゲスト:金村詩恩 
ソウルのクリスチャンと済州島の不思議な力を持った家:2人の祖母の話。 
進行=里山社・清田

とき 2023年3月25日 (土) 14:00(90分)*開場は13:30〜、本編終了後に質疑応答あり
場所 会場+オンライン(配信元:忘日舎) 
 
内容
日韓史研究者の神谷丹路さんによる、個人史を通して日韓史における重要な分岐点やテーマが浮き彫りになるトークシリーズ第3回のゲストは、“日本国籍在日コリアン3世”というアイデンティティの括り自体を問い直したいと考えながら執筆活動を行う金村詩恩さん。膨大な人数に広がる金村さんの家系図は、日本植民地時代、朝鮮戦争済州島三事件、北朝鮮帰還事業など、日韓の複雑で厳しい歴史に深く関わった人々の連なりでもあります。今回は、中でも特に金村さんに大きな影響を与えた二人の祖母、民間信仰の色濃い済州島から四・三事件をくぐり抜けて日本に渡った祖母と、ソウル出身の敬虔なクリスチャンで、婚姻により日本に渡った祖母。二人の祖母の人生を中心に、金村さんの家族の歴史を紐解き、現在の金村さんの意識のあり方に家族の人生がどのように影響を与えているのか、日韓史研究者の神谷丹路さんが探ります。

登壇者プロフィール

金村詩恩(かねむら・しおん)
物書き。1991年生まれ。埼玉県出身日本国籍在日コリアン3世。ただし自らのアイデンティティの表し方はよくわからない。2017年12月に『私のエッジから観ている風景―日本籍で、在日コリアンで』(ぶなのもり)を出版。以降、『現代思想』(青土社)、『福音と世界』(新教出版社)、『在日総合雑誌 抗路』(クレイン)、『現代ビジネス』(講談社)、『WEZZY』(サイゾー)などに寄稿している。

神谷丹路(かみや・にじ)
東京都生まれ。韓国語翻訳、日韓関係史研究。1980年代に、韓国延世大学へ留学。訳書に、尹興吉『鎌』(共訳・角川書店)、趙廷来『太白山脈』 共訳(集英社)、パク・ゴヌン著『ウジョとソナ 独立運動家夫婦の子育て日記』イ・グミ著『そこに私が行ってもいいですか?』(ともに里山社)、『あずきがゆばあさんとトラ』(偕成社)、編訳書に『だまされたトッケビ』(福音館書店)他。産経児童出版文化賞翻訳作品賞受賞 。著書に『韓国  近い昔の旅 植民地時代をたどる』(凱風社)、『韓国歴史漫歩』(明石書店)他。早稲田大学、法政大学非常勤講師。

 

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