河村書店

人文系イベント紹介サイト

「3人の詩人の旅の〈日常〉」

2014/10/13 (月) 15:00 - 16:30 JST
会場 ラカグ2F soko 東京都新宿区矢来町67 日本


前売(1ドリンク付) \1,500


ヤマザキマリ×とり・みき×片山杜秀「われらが愛する『奇人変人』」
古代ローマプリニウスから、現代日本の漫画家まで〜
詳細
なんと、ストーリー作りも作画も二人で行う“奇跡の共作”が話題の漫画『プリニウス』(「新潮45」で連載中!)。その作者であるヤマザキマリさんと、とり・みきさんが、歴史研究から音楽・文芸評論まで幅広い分野で活躍中の片山杜秀さんと、ラカグで初顔合わせ! 
プリニウスといえば、古代ローマの、博物学者・文人・政治家・軍人と多くの顔を持った知の巨人。そんな「奇人」の生涯を二人で描くという試みは、なぜ始まったのか。そして、その制作現場の実態は!?
マニアックで博覧強記、ただ者ではない三人が、古代ローマから日本の漫画まで語り尽くします。


http://peatix.com/event/54253

2014/10/13 (月)19:00 - 21:00 JST


ゲンロンカフェ

倉方俊輔×豊川斎赫 ×藤村龍至「工学の国で意匠の可能性を問う――藤村龍至『批判的工学主義の建築』『プロトタイピング――模型とつぶやき』刊行記念トークショー」@kurakata @ryuji_fujimura
前売/2600円(1ドリンク付き)◆==ゲンロン友の会/学生証提示で2100円に!==◆講義後はバータイムになります。お楽しみ下さい!


詳細
当日券は3100円 (1ドリンク付き)です。ゲンロン友の会会員証または学生証のご提示で2600円になります。
お席はチケット購入順ではなく、当日ご来場になった方から順にご案内致します。
友の会会員限定指定席にはキャッシュバックはありません。複数席を予約される場合は、お連れの方が友の会会員でなくても結構です。
開場時間はイベント開始1時間前の18:00となります。


【イベント紹介】


日本の社会では建築の意匠が議論の対象とならない。意匠などというものは建築デザイナーの自己中心的な表現欲求に過ぎず、建築は社会や機能のことを考えるべきだ、という主張が繰り返され、醜い建築、醜い都市、醜い風景が量産されてしまう。
ルーツは今からちょうど100年前に遡る。1914年に竣工した東京駅の構造設計等を担当した建築構造家、佐野利器は「意匠などというものは婦女子の考えること」と考え、社会の近代化に伴う都市の拡大を背景に「耐震耐火構造」「大量生産」「都市計画」などをテーマに掲げ、意匠派批判のキャンペーンを張る。日本建築の伝統と西洋から輸入された新しい技術を融合した日本独自の意匠を確立しようとしていた伊東忠太ほか意匠派が佐野らの批判に応えられれば良かったのだが、運悪く関東大震災(1923)がやってくる。


佐野は復興計画の中心となり、耐震耐火構造の学校建築を実現し、鉄筋コンクリートの工法を伝授して今日のスーパーゼネコンの基礎を作り、日本近代建築界の基礎をつくる。以来、社会と結びついているのは構造・組織派であって意匠・アトリエ派は社会から孤立した存在として扱われ、社会的な影響力のない意匠アトリエ派と意匠に興味のない構造組織派の対比が近代化、戦争、戦災復興、超高層、グローバル化とかたちを変えながら100年以上延々続いている。
その対比はどう乗り越えればいいのだろうか。1960年代、丹下健三は社会・工学・意匠を統合し得た数少ない存在であったが、現代ではかつての丹下のように社会・工学・意匠を統合することは不可能なのだろうか。
ここでは事故災害の国・日本で拡大した「意匠に興味のない工学」というモデルを乗り越えるため、「超線形設計プロセス」という工学的なフィードバックを用いて新たな意匠論を展開しようとする「批判的工学主義」を掲げる藤村の著書の刊行を記念し、伊東忠太研究を起点に広く作家研究を行う倉方俊輔氏と、組織設計事務所での実務を持ち、丹下健三研究を行う豊川斎赫氏を招き、現代における意匠の可能性を討議する。


倉方俊輔×豊川斎赫 ×藤村龍至「工学の国で意匠の可能性を問う――藤村龍至『批判的工学主義の建築』『プロトタイピング——模型とつぶやき』刊行記念トークショー」@kurakata @ryuji_fujimura | Peatix


指差すことができない

指差すことができない

三角みづ紀詩集 (現代詩文庫)

三角みづ紀詩集 (現代詩文庫)

2014/10/13 Mon 大崎清夏 ×三角みづ紀×管啓次郎
「3人の詩人の旅の〈日常〉」
祝!第19回中原中也賞受賞
(大崎清夏『指差すことができない』[青土社])
&第22回萩原朔太郎賞受賞
三角みづ紀『隣人のいない部屋』[思潮社])記念


旅には旅先の日常があり、旅慣れた人なら、普段の日常とはちょっと違った習慣やこだわりの荷物を持っているはず。2014年の中原中也賞を受賞した詩人の大崎清夏さんは、大のアウトドア好き。カリフォルニアの田舎滞在から北アルプスの登山まで、お気に入りのツールをもって各地に出かけているそうです。同じく今年の萩原朔太郎賞を受賞した三角みづ紀さんも、近年積極的に旅に出ています。受賞作『隣人のいない部屋』は、まさに海外での旅の途上に綴られた詩から生まれました。そして、その三角さんに旅の魅力を開眼させたのが、様々な土地を旅し、暮らし、通り過ぎてきた管啓次郎さん。これまでに紡がれた数々の紀行文や詩篇は、多くの読者を旅へ誘ってきました。


3人の詩人が世界各地の旅先で気づき、考え、言葉にしてきたものは何なのか? それぞれの旅に必携のツールや写真を見せながら、三者三様の旅の「日常」についてお話します。もちろん、旅で生まれた作品の朗読もあり。また、会場のお客さんがこれから行く予定の旅先に持っていくべきおすすめの本の相談を受け、B&B店内の書籍をレコメンド&販売する特別コーナーも予定しています。

※イベントチケットの予約・購入に関するご案内はこちら。
出演 _ 大崎清夏(詩人)
三角みづ紀(詩人)
管啓次郎(詩人)
時間 _ 19:00〜21:00 (18:30開場)
場所 _ 本屋B&B
世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F
入場料 _ 1500yen + 1 drink order


http://bookandbeer.com/blog/event/20141013b_tabi/