- 作者: 今福龍太
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2014/06/30
- メディア: 単行本
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2014/10/04 Sat
今福龍太×高橋悠治 「誰が書いているのでもない言葉、誰が歌っているのでもない声」
『書物変身譚』(新潮社)刊行記念琥珀、葉、種子、洞窟、そして文字の記された書籍まで。〈書物〉とは地質学的時間と歴史的時間を結んで生じた、大いなる変身の産物だった。この持続的で多様な変身物語のなかで、書き手の存在はたえずゆらいだ。人間が書いた歴史の編み目も穴だらけだった。樹脂や果実のことばを写しつづけるソローやレヴィ=ストロース。時間のほころびから洩れる声を聴きとるカフカやケージ。強迫的な抑圧から、意図のない抑制へ。ひかえめに引用し、朗読し、写しとり、素描する。そのようにして、ことばを、声を、あなたに手渡すことができるだろうか。
――今福龍太『書物変身譚』の刊行を記念し、著者の今福さんと、ピアニスト/作曲家の高橋悠治さんをお招きしトークイベントを開催いたします。
お二人のテクストの断片や、レコードやCDの音を対話の句読点のようにはさみながらの、文学や音楽や声や身体をめぐる即興的な対話。
特別な2時間となるはずです。ぜひお立ち会いください。
※イベントチケットの予約・購入に関するご案内はこちら。
出演 _ 今福龍太(批評家、文化人類学)
高橋悠治(ピアニスト、作曲家)
時間 _ 15:00〜17:00 (14:30開場)
場所 _ 本屋B&B
世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F
入場料 _ 1500yen + 1 drink order
秋の連句ワークショップのご案内
急に涼しくなりましたね。
秋になってしまったようで、過ごしやすいですが、なんだか寂しいような……
さて、秋の連句ワークショップの概要が決まりましたので、お知らせします!
参加ご希望の方は、以下の方法でお申し込みください。
はじめての方も歓迎です!
◆秋の連句ワークショップ◆
日時 10月4日(土) 13時半から(18時半ごろまで)
場所 大田文化の森・第4集会室
会費 一般700円 学生200円
定員 20名
会費は会場費と資料費のみの計算となりました。
飲食につきましては、下のカフェから配達してもらえることがわかりましたので、各自注文の形にしました。自動販売機もありますので、ご利用ください。
参加ご希望の方は、以下の項目をご記入のうえ、下記宛先までご連絡ください。
1 お名前
2 人数
3 連絡先
4 連句・短歌・俳句経験
宛先 HQK03267@nifty.ne.jp
件名に「連なる楽しみ」とご明記ください。
当日は筆記用具と歳時記(持っていれば)をお持ちください。 受付時、学生の方は受付時に学生証などのご提示をお願いします。
春のワークショップより人数少なめで設定しています。
あまり座が多くなりますと、全体になかなか目が行き届かなくなるという反省がありまして……
はじめての方だと、連句のルールはもちろん、五七五、七七の形にすることに悩んでしまうことも多く、表現の意図を汲み取りつつよい形をいっしょに模索していくために、人数を限定し、密度の濃い対話(?)を心がけた方がよい、と感じました。
ご容赦ください!
また、先日もお知らせしましたが、前回の春のワークショップの作品を電子書籍として公開しています。
はじめに公開したときから若干手を入れています(内容的にはほとんど変わっていませんが、今後の在り方を考えて、表紙などの体裁に若干変更を加えました)。
http://bccks.jp/bcck/124408/info
電子版は全文無料でご覧いただけます。
スマートフォン、タブレットなどでも専用のリーダーをインストール(無料)するとご覧いただけます。
また、紙の本を作ることもできます。一冊ずつの受注生産方式ですので、ご希望の方は各々bccksにてご注文をお願いします。注文した人が制作費を支払う方式で、価格は540円となっていますが、こちらは純粋に本の制作費です。
ただ、bccksは送料が高い(270円)ので、合計するとちょっと高くついてしまいます。
こちらで何冊かまとめて刷り、秋のワークショップで販売の予定です。
送料なし540円で販売いたしますので、ご利用ください。
当日お目にかかるのを楽しみにしております!
意識と本質 一九八〇年 ― 一九八一年 (井筒俊彦全集 第六巻)
- 作者: 井筒俊彦,木下雄介
- 出版社/メーカー: 慶應義塾大学出版会
- 発売日: 2014/07/12
- メディア: 単行本
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井筒俊彦の哲学をめぐって(1)―井筒俊彦の仕事、現代における意味
− 「井筒俊彦全集」出版記念
講師名 批評家 若松 英輔
講座内容
2014年、生誕100年を迎える言語学者・井筒俊彦。彼は人類の叡智について時空を超えた有機的統一体として読み解き、東洋哲学と西洋哲学の「対話」を目指しました。その視座と思想は21世紀を生きる私たちにどのように響き合うのでしょうか。それぞれの分野の第一人者の講義でその全体像に迫ります。
◆「井筒俊彦の仕事――現代における意味」◆
優れた哲学者の軌跡を見る場合、その今日性をめぐって考えることは、そのまま、その人物が宿していた普遍性を考えることになります。この講座では、井筒俊彦の生涯を概観し、主著である『意識と本質』で語られた彼の鍵言語(キーターム)―「コトバ」、「意識」、「存在」、「意味」、「文化」、「天使」など―に寄り添いながら、その哲学の可能性を考えてみたいと思います。井筒俊彦の著作を読んだことがない、という方でもご参加いただけるように行いと考えています。(講師・記)
【シリーズ予定】※事情により変更のこともございます。
(1)10/4 10:30−12:30
井筒俊彦の仕事―現代における意味=批評家・若松英輔。
(2)10/18 13:00-15:00
インド哲学=天理大教授・澤井義次。
(3)11/29 15:30-17:30
中世スコラ哲学=慶大教授・山内志朗。
(4)12/6 10:30-12:30
仏教思想=東大教授・頼住光子。
(5)12/20 13:30-15:00
ギリシア神秘哲学=慶大教授・納富信留。
2015年1月〜3月(予定・順不同)、イスラーム思想=東大教授・鎌田繁。老荘思想=東大教授・中島隆博。日本思想=批評家・若松英輔。ユダヤ思想=市川裕。井筒俊彦の思想―東洋と西洋の対話を目指して=多摩美術大准教授・安藤礼二。
日時 10/4
土曜
10:30-12:30
2014年 10/4
受講料
(税込み)
10月(1回) 会員 3,024円
一般 3,672円朝日カルチャーセンター 新宿
−住所−
〒163-0204 東京都新宿区西新宿2−6−1新宿住友ビル4階(受付)
TEL.03-3344-1941 / FAX.03-3344-1930−交通のご案内−
JR・小田急線・京王線・東京メトロ丸の内線の新宿駅より徒歩約8分
東京メトロ丸の内線西新宿駅より徒歩約5分
都営地下鉄大江戸線都庁前駅A6出口直結
日本精神病理学会 第37回大会のお知らせ
第37回日本精神病理学会を下記の要領で開催いたします。
ご存知のように、今回から学会の呼称がふたたび「日本精神病理学会」となります。
「精神療法」の文字は消えますが、これまでと同様、われわれのいとなみが治療に根差したものであることには変わりありません。
精神病理学とは、臨床から出発し、そして臨床に回帰する、そのはざまで紡ぎ出される語りと言えるでしょう。
くわえて、昨今、この語りは、臨床を通俗科学の侵食による貧困化から守り、われわれの臨床経験を活性化するという使命もまた持ち合わせているように思います。
人手のないところですので、手厚いおもてなしなどはできませんが、活発な議論の場となるよう鋭意努力するつもりでおります。
皆様のご参加をお待ちしております。
第37回 日本精神病理学会 大会長
内海 健
大会概要
【会 期】平成26年10月4日(土)/5日(日)
【場 所】東京藝術大学
〒110-8714 東京都台東区上野公園12-8【参加費】会員8,000円 非会員10,000円(抄録代含む)
【参加資格】職業上の守秘義務を負っておられる方に限ります。
【プログラム】
・特別講演 木村 敏(京都大学名誉教授・河合文化教育研究所)・会長講演 内海 健(東京藝術大学) 「百年目の「こころ」」(仮)
・公開スーパーヴィジョン 神田橋條治(伊敷病院)
・メイン・シンポジウム 「脳をとく」(仮)
新宮一成(京都大学)×兼本浩祐(愛知医科大学)×池上高志(東京大学)×
郡司ペギオ幸夫(早稲田大学)×大澤真幸(指定討論・社会学者)・シンポジウム1 方法論をめぐって
熊崎努(虎の門病院分院)×古橋忠晃(名古屋大学)×野間俊一(京都大学)・シンポジウム2 統合失調症の精神病理
岡一太郎(もみじが丘病院)×田中伸一郎(杏林大学)×日野原圭(小柳病院)・シンポジウム3 双極性障害の精神病理
堀有伸(福島県立医科大学)×芝伸太郎(もみじが丘病院)×大前晋(虎の門病院)・シンポジウム4 強度の精神病理
千葉雅也(立命館大学)×十川幸司(十川精神分析オフィス)×斎藤環(筑波大学)・一般演題 約50題
なお、夜話会はありません。
【専門医更新ポイント】
日本精神病理学会大会は、以下の学会の専門医資格更新のポイント対象に認められています。
◎日本精神神経学会専門医資格更新研修ポイントC群(4時間以上の参加で30点)
◎日本老年精神医学会専門医更新ポイント4単位【懇親会】
日時:平成26年10月4日(金)19:00〜
会場:未定
参加費:5,000円 (予定)【一般演題募集】 筆頭演者(口演者)は学会員に限ります。
下記の要領で抄録原稿を作成し、メールでお送りください。
〆切 2014年6月5日
A4用紙1枚 Microsoft Word(Windows Word 2007以前)に下記の内容をお書きください。
・発表者氏名(共同発表の場合は発表者名の前に○印をつける)
・所属(共同発表の場合、所属が異なる場合には、発表者名の後に数字を振り、それぞれの所属を記載する)
・発表要旨 800字以内
※抄録原稿はこちらのテンプレートをダウンロードしてご利用ください。
→Wordファイル
送付先: psychopathology37@gmail.com(抄録送付専用)
共同演者で非会員の方については、演題発表料としてとして学会の年会費の半額に相当する額(7,500円)を
日本精神病理学会に納入していただくことになっています。【大会事務局】
〒110-8714 東京都台東区上野公園12-8
東京藝術大学保健管理センター FAX 03-5685-7757
担当 内海 健
(マンパワー不足のため、電話やメールでの問い合わせはご遠慮ください)
大会ホームページ http://www.dasein.jp/psychopathology2014/