河村書店

人文系イベント紹介サイト

人造美女のユートピア--

2014/08/23 Sat
片岡義男×小鷹信光×川粼大助
〜作家デビュー40周年記念〜
片岡義男と週末の午後を』
vol.5「70代の翻訳手習い〜小鷹信光と探る、翻訳ミステリについて〜」
人呼んで「日本語小説界のクリント・イーストウッド」。片岡義男の孤高にして闊達な表現世界を、さまざまな角度から探訪していく全六回のシリーズイベントをB&Bにて開催します。


小説のみならず、評論、エッセイ、翻訳、写真家としても名高い「多芸多才の人」であり、同時に、精密機械の動作痕のごとき文体と思考が一糸乱れぬ「ピュアリスト」でもある巨匠。さらには、ロックンロール、オートバイやサーフィン、アメリカのカウンター・カルチャーや、そこから派生したライフスタイル哲学の精髄を世に広く伝導してくれた「永遠のアニキ」……そんな多面的な「片岡義男プリズム」に光を照射すれば、未来的でオルタナティヴな文学の可能性すら見えてくる!(かもしれません)。


実質的な作家デビューとなった1974年の「白い波の荒野へ」から数えて40周年のアニバーサリー・イヤーである本年を記念したこの企画、毎回テーマに沿った豪華ゲストをお招きして、新進作家・川崎大助が構成と司会をご担当します。


第5回目のゲストにお迎えするのは、評論家・翻訳家の小鷹信光さん。
早稲田大学在学中からハードボイルド小説の研究、翻訳を始め、これまでに手掛けた訳書・編纂書を通して、多くの海外ハードボイルド作品を日本に伝えてこられました。


片岡さんと小鷹さんは、先輩後輩の間柄であること以外にも、ともに翻訳家として活躍されていること、早稲田大学出身であること、伝説のハードボイルド専門雑誌『マンハント』がキャリアの振り出しとなったこと、そして、ペイパーバック・コレクションを持っていることなど、接点がいくつかあります。


昨今では、『ミステリマガジン』2008年10、11月号「そこにアメリカがあった」での対談、2014年5月に開催された『ミステリマガジン創刊700号記念トークイベント』での共演などが話題となりました。


今回のイベントでは、翻訳ミステリについてはもちろんのこと、小鷹さんが現在悪戦苦闘しながら翻訳中だというレイモンド・チャンドラー『新マーロウ物語』とベンジャミン・ブラック黒い瞳のブロンド』について、さらには、片岡さんの初期翻訳本カーター・ブラウン『エンジェル!』とダグラス・ヘイズ『キッスオフ』をサカナにした旧悪暴露などなど、トピック満載でお届けします。


週末の午後は、ぜひ下北沢で、片岡義男とともに――。


※イベントチケットの予約・購入に関するご案内はこちら。
出演 _ 片岡義男(作家)
小鷹信光(評論家・翻訳家)
司会:川粼大助(新進作家)
時間 _ 15:00〜17:00 (14:30開場)
場所 _ 本屋B&B
世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F
_ 1500yen + 1 drink order


http://bookandbeer.com/blog/event/20140823_kataokasyumatsu/

本邦初! 最強の"最果ての地"ガイド 『アラスカへ行きたい』刊行記念トークイベント 石塚元太良(写真家)×井出幸亮(編集者)2014年8月23日(土) / 蔦屋書店1号館 2階 イベントスペース
会期:8/23蔦屋書店1号館 2階 イベントスペース



熱々のコーヒー片手にノーザンライツ、大氷河を目の前にシーカヤック
ゴールドラッシュの遺構を辿ってトレイルウォーク。
大自然のなかでのアクティビティから知られざるアメリカ史の痕跡まで――

"最果ての地"に魅せられた写真家と編集者が
その魅力をキーワードで読み解くカルチャーガイド『アラスカへ行きたい』。

本書の刊行を記念して著者の二人、
極北地方でコンセプチュアルな作品をつくりつづける写真家の石塚元太良と
カルチャー誌の第一線で活躍しつづける編集者の井出幸亮が、
いまなぜ「アラスカ」なのか?そこには何があるのか?を語り尽くします。

アラスカを訪れたことがない方も、どんな場所かわからないという方も、
以下のキーワードに引っかかった方はぜひお越しください。

□シーカヤック、先住民文化、ブリュワリー巡り、グルメ、ゴールドラッシュ、
フィッシング、トレイルウォーク、ワイルドライフ、スキー、お土産、オーロラ、
犬ぞり、パイプライン、氷河、アラスカ・ファッション、写真家たち、ブックガイド......etc

<プロフィール>
石塚元太良(いしづか・げんたろう)
写真家。1977年東京都生まれ。世界80ヶ国以上を旅しながら撮影する。
現在、氷河、ゴールドラッシュ、パイプラインなどのモチーフに
極地方で独自のランドスケープを撮影している。
2004年日本写真協会賞新人賞受賞。2011年、文化庁新進芸術家派遣員。
2013年、ポーラ美術振興財団在外研修員。
写真集に『LENSMAN』(赤々舎)『INNER PASSAGE』(エスプレ)など。
アラスカとアイスランドのパイプラインを8×10の大判カメラで撮影した写真集
『PIPELINE ICELAND、ALASKA』(講談社)で2014年写真の町東川賞〈新人作家賞〉受賞。

井出幸亮(いで・こうすけ
編集者。1975年大阪府生まれ。旅行誌「PAPER SKY」(ニーハイメディア)副編集長を経てフリーランスに。
BRUTUS」「POPEYE」(ともにマガジンハウス)「翼の王国」(ANA)など雑誌・機内誌のほか、
ムック・書籍・webその他もろもろで編集・執筆活動中。
主な編集仕事に『ミヒャエル・エンデが教えてくれたこと』(新潮社)。
旅と文化・芸術・歴史を好む。

【お申し込み方法】
代官山 蔦屋書店にて、7月30日発売の対象書籍『アラスカへ行きたい』(2,300円/税抜)をご予約・ご購入、
もしくは参加チケット1,000円のご購入で参加券を配布致します。
開催概要

会期:
2014年8月23日(土)
会場:
蔦屋書店1号館 2階 イベントスペース
開館時間:
19:30〜21:00
主催:
代官山 蔦屋書店
協力:
新潮社
お問い合わせ:
03-3770-2525


http://tsite.jp/daikanyama/event/004056.html

斎藤環×斎藤美奈子×成田龍一シンポジウム 〜そうだったのか、1980年代〜
2014.07.18

河出クラブ シンポジウム
斎藤環精神科医)×斎藤美奈子(文芸評論家)×成田龍一歴史学者
〜そうだったのか、1980年代〜

ニューアカの時代? オタクの時代? ヤンキーの時代?
記憶だけで語るにはもはや遠く、歴史と呼ぶにはまだ近い、
80年代をいま、いったいどのように捉えればよいのか――
あらためてあの時代の深層に迫る。
5月に開催され好評を博した1980年代論、
さまざまな分野のゲストをお招きしながら、続けます。
今回のゲストは精神科医斎藤環さんです。

[日時]2014年8月23日(土)
    15:00〜17:00(14:30開場)

    
[参加方法]:要予約(2通りの申込方法あります。下記参照)
①:通常申込(1,500円・当日精算)→エスパス・ビブリオにお申し込みください。電話(03-6821-5703)または、メール(info@espacebiblio.superstudio.co.jp)にて、メール受付の場合は 件名「8/23シンポジウム希望」・お名前・電話番号・参加人数、をお知らせ下さい。おって返信メールで予約完了をお知らせいたします。

②:河出クラブ(かわくら)会員特価申込(1,000円・当日精算)→河出書房新社HP(http://www.kawade.co.jp/kawakura/)より、河出クラブに会員登録(無料)の上、ログインしてお申込みください。おって返信メールで予約完了をお知らせいたします。

※定員70名様


[会 場]ESPACE BIBLIOエスパス・ビブリオ)
地図→http://goo.gl/maps/uIPqv

http://www.superedition.co.jp/blog/2014/07/1980-1.html

2014/08/23 Sat
植本一子×安田弘之
「先生おしえて!漫画家 安田弘之さんに聞くわたしの生き辛さのワケ 」


写真家、植本一子が不定期でお届けする「先生おしえて!」。
記念すべき第一回は、植本一子が自身のブログでも慕う「先生」こと漫画家の安田弘之さんにお越しいただきます。

今回は植本の最近のブログ(http://hatarakecd.exblog.jp)を参考に、漫画家でありカウンセリングが趣味という安田先生に「依存と依存しない生き方」をテーマにお話をお聞きしたいと思います。自分の生きづらさは一体どこから来ているのか。そのヒントが見つけられるかもしれません。

今回B&Bでの対談が初対面となる二人。ネット上でのカウンセリングを経て二人が対面した時、何が飛び出すか分からないトークショーとなっております。どうぞお楽しみに。

安田 弘之
1967年 3月2日生まれ(新潟県新潟市(旧巻町)出身)
95年に『ショムニ』で漫画家デビュー。同作はテレビドラマや映画で実写化された。他代表作に『ちひろ』『紺野さんと遊ぼう』『ラビパパ』『寿司ガール』など。現在エレガンス・イブにて『ちひろ』の続編『ちひろさん』を好評連載中。

植本 一子
1984広島県生まれ
2003年にキヤノン写真新世紀荒木経惟氏より優秀賞を受賞。 写真家としてのキャリアをスタートさせる。
広告、雑誌、CDジャケット等幅広く活躍中。
著書に「働けECD〜わたしの育児混沌記〜」(ミュージック・マガジン)がある。
http://ichikouemoto.com


※イベントチケットの予約・購入に関するご案内はこちら。
出演 _ 植本一子(写真家)
安田弘之(漫画家)
時間 _ 19:00〜21:00 (18:30開場)
場所 _ 本屋B&B
世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F
入場料 _ 1500yen + 500yen 1 drink order


http://bookandbeer.com/blog/event/20140823_bt/

日時2014/8/23(土) 18:00開場/18:30上映開始料金\1,800(+1ドリンク別¥500)※Peatixにて前売券発売中(以下の「予約する」ボタンをクリック)※本イベントは18歳未満の方はご覧いただけません。会場FACTORY(1F)
日程時間8月23日(土)
18:00開場/18:30上映開始
予約する
AV界の鬼才、バクシーシ山下監督のレアドキュメントAV上映&トークイベント第三弾!!ゲストに漫画家・新井英樹がまさかの登場!バクシーシ山下との意外な共通性を語る。
上映は幻の発禁作品『死ぬほどセックスしてみたかった。』に決定!!

アダルトビデオを通して社会を見つめ捉えた観察記録
これまで“過激”“奇抜”“ヌケない”AVとして評価されてきたバクシーシ山下の特異なスタイルは、映像に限らず様々なジャンルの表現者に影響を与えてきた。

このイベントはバクシーシ山下のドキュメントAVを従来の枠組みを越え、その作品群に通底する“社会的”あるいは“人類学的”な映像記録としての側面にスポットを当てる。
冷めた目で、眺めるように対象をとらえるバクシーシ山下の眼を通して、私たちの身近にありながらも見ることのできない人々や世界を「社会科見学」する試み。

第三弾となる今回は、トークゲストに、代表作『ザ・ワールド・イズ・マイン』で、理由なき殺人、同時多発テロなど終末的世界を先駆的に描き出した漫画家・新井英樹氏を迎え、彼の表現に影響を与えたという、バクシーシ山下幻の発禁作品『死ぬほどセックスしてみたかった。』の上映と、その尋常ではいられない世界を語る。

【上映作品】

『死ぬほどセックスしてみたかった。』(未発表/1994年/V&Rプランニング)
1994年1月27日、ひとりのAVギャルが交通事故でこの世を去った。名前は大崎ひとみ(享年20歳)。この作品は、この不在のAVギャルを巡るドキュメンタリーである。
面識が無いにも関わらず、彼女の死が気になったバクシーシ山下は、彼女の死に至るまでの足跡を追って、関係者への取材をはじめる。様々な人物の証言から次第に彼女の輪郭がみえてくる。
前半の検証ドキュメントから一転し、後半から霊媒師、女王様などの魑魅魍魎によって、生/死、美/醜、正常/異常、快/不快の対立を無効化する黙示録的世界が展開される。

完成させるもビデ倫審査にひっかかり、やむなく発売中止となった本作。バクシーシ山下作品の中でも最もレア度が高く、HMJMのオールナイトイベントでも話題となった問題作が貴重な日中上映。

※18歳未満の方はご覧いただけません。

【ゲスト】

新井英樹(漫画家、『ザ・ワールド・イズ・マイン』『SCATTER』作者)


『バクシーシ山下の社会科見学』第三回 「ザ・ワールド・イズ・マイ・マインド(世界は僕の精神)」 ゲスト:新井英樹(漫画家、『ザ・ワールド・イズ・マイン』『SCATTER』作者) - イベント | UPLINK

【新宿本店】 空山基、ロッキン・ジェリービーン&寺田克也 『プッシーキャット!キル!キル!キル!』 (エディシオン・トレヴィル)刊行記念パネル展(2014年7月10日〜16日)
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『プッシーキャット!キル!キル!キル!』vs.H.R.ギーガー
H.R.ギーガー エロトメカニクス」から「ガイノイド」「エロxメカ」へ

ロボット先進国日本を拠点に<ガイノイド><エロxメカ>等独自のマン=マシン・エロの審美学を引っさげ、欧米ピンナップ・アートのパラダイムを革新した人造美人画家、空山基、ロッキン・ジェリービーン、寺田克也の最新3人作品集『PUSSYCAT! KILL ! KILL! KILL!』の刊行を記念した作品集パネル展。
そして人造美女と生体廃墟による壮大なアマルガムの神殿を創造したマン=マシン・エソテリズムの司祭故H.R.ギーガー(1940-2014)を偲び、限定制作された「エロトメカニクス」「N.Y.CITY」「滝」のポートフォリオのシリーズ、1987年に日本で開催された『H.R.ギーガー展』ほかギーガー作品の貴重なヴィンテージ・ポスターを展示*。