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なぜ、いま「つげ義春」なのか―マンガと美術の危うい関係

アジア全方位 papers 1990-2013

アジア全方位 papers 1990-2013

01/11 SAT
四方田犬彦
「日本もアジアの端っこ
 アジアは星の数だけある」
『アジア全方位 papers1990-2013』(晶文社)刊行記念


韓国、香港、中国、タイ、インドネシア……そしてイラン、パレスチナまで。アジア中を飛び回り、日本の文化と社会の問題をつねにアジアという文脈の中で考えてきた四方田犬彦
旅と滞在の折々に執筆された四半世紀にわたる思索と探求を集成した『アジア全方位』の刊行を記念し、トークイベントを開催いたします。

四方田さんは2013年10月から2ヵ月間、台湾に滞在して帰って来たばかり。そこで目にしたのは、若い人たちの間に根強い女神信仰でした。そんな台湾の文化、宗教に関する報告の話から、韓国との違い、日本との比較の話なども交えて、アジア的な知恵とは何かを導き出し、われわれ人間がこれからどうやって生きていくべきか、そのためのヒントを語っていただきます。多くのアジアの社会は植民地化を通して、日本よりもはるかにヨーロッパを知っています。日本は周辺の、そのまた周辺にすぎないということの自覚から、すべての認識を変えなければなりません。


四方田犬彦(よもた・いぬひこ)
東京大学で宗教学を、同大学院で比較文学を学ぶ。明治学院大学教授として長らく映画史の教鞭をとり、現在は文筆に専念。映像と言語、都市論を中心に批評活動を行い、著書は120冊余りに及ぶ。主なものとして『ルイス・ブニュエル』(作品社)、『日本の漫画への感謝』(潮出版社)、『大島渚と日本』(筑摩書房)が、アジア関連のものとして『ソウルの風景』(岩波書店)、『ブルース・リー』(晶文社)、『怪奇映画天国アジア』(白水社)などがある



出演 _ 四方田犬彦
開催日時 _ 15:00〜17:00 (14:30開場)
場所 _ 本屋B&B
世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F
入場料 _ 1500yen + 1 drink order


http://bookandbeer.com/blog/event/20130111_asia/

01/11 SAT
本橋信宏×東良美季×
下関マグロ×安田理央
「”あの頃”をなかったことにするな! 80年代、エロ本黄金時代」
『季刊レポ』14号発売記念
トークショー
かつては社会のエッジだったエロ本。
そこでしか生きられない、生きたくない編集者がいた。
有象無象の書き手、モデルやカメラマンがいて、何かに飢えた読者が”自由”を支えていた。

そんな、80年代エロ本文化を大特集した『レポ』14号の発売を記念して、トークショーを開催します。

集結するのは、エロ本全盛期の熱い現場を知る、本橋信宏さん、東良美季さん、下関マグロさん、安田理央さんの4名。

彼らはエロ本とどう関わり、何を体験してきたのか。
インディーズノンフィクション専門誌『季刊レポ』がぶちかます濃い口トークナイトをおたのしみに!


出演 _ 本橋信宏
東良美季
下関マグロ
安田理央
開催日時 _ 19:00〜21:00 (18:30開場)
場所 _ 本屋B&B
世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F
入場料 _ 1500yen + 1 drink order


http://bookandbeer.com/blog/event/20130111_repo14/

1/11(SAT) じっくり聞きたい、「レズビアン的結婚生活!」

じっくり聞きたい、「レズビアン的結婚生活!」
OPEN 16:30 / START 17:00
Ticket:
Adv (前売り) : ¥1,000
Door (当日) : ¥1,000
予約:
booking@n0idea.com
TDR史上初の同性結婚式という快挙!あの奇跡のふたりのすべてを、じっくりと。

小雪、増原裕子のはじめての著書『レズビアン的結婚生活』『ふたりのママから、きみたちへ』(「よりみちパン!セ」)2冊同時刊行を記念して、新春スペシャル・トークが決定!お相手は、荻上チキさん!

自分への違和感、家族との軋轢、周囲からの孤立。そして運命の出会いから試練多きプロポーズを経て、大きな反響を呼んだ「東京ディズニーリゾート」史上初の、同性結婚式へ。そしていま、おふたりは子どもを迎える準備をはじめています。一見スキャンダラスに見えるそんなレズビアンカップルの実際は、じつはとても自然でチャーミングです。おふたりのいままでと現在のすべて、そしてこれからを、おふたりが絶大な信頼を寄せる評論家・荻上チキさんの絶妙なアプローチにより、本づくりのプロセスについてをはじめ、じっくりと聞き出していただきます。1月15日同時発売予定の上記2冊の新刊も先行発売します!

出演:東小雪+増原裕子

聞き手:荻上チキ

プロフィール
小雪(ひがし・こゆき)
1985年、石川県金沢市生まれ。元宝塚歌劇団花組男役あうら真輝。2010年秋より芸名とセクシュアリティをカミングアウトしてLGBT支援に携わる。特定非営利活動法人「ピアフレンズ」運営スタッフ、東京レインボーウィーク実行委員会スタッフ。2013年12月、株氏会社トロワ・クルールを設立し、テレビ、ラジオ出演、執筆、講演活動やイベント開催などを行っている。
http://koyuki-higashi.tumblr.com/ Twitter @koyuki_higashi

増原裕子(ますはら・ひろこ)
1977年、神奈川県横浜市生まれ。慶應義塾大学大学院修士課程修了(専攻はフランス文学)。教育系IT会社で働きながらさまざまなLGBT支援活動を行う。カミングアウトして働いている経験を生かし、特定非営利活動法人「虹色ダイバーシティ」のスタッフとして、企業向けLGBT研修等を担当。東京レインボーウィーク実行委員会副代表。LGBTが安心して暮らし、働ける社会を目指して日々発信している。株氏会社トロワ・クルール代表取締役
http://www.3couleurs.co.jp Twittr @ataeru_onna

小雪+増原裕子として
2012年12月、LGBTコミュニティと社会との架け橋を築き、多様性あふれる社会の実現に寄与したとして「TokyoSuperStarAwards」コミュニティ賞を受賞。2013年3月、東京ディズニーリゾートにて、日本のディズニーとしては史上初となる同性結婚式を挙げ、国内外のメディアに大きく報じられる。

荻上チキ
評論家。「Synodos」編集長。著書に『ネットいじめ』『彼女たちの売春(ワリキリ)』共著に『社会運動の戸惑い』、編著に『経済成長ってなんで必要なんだろう』ほか多数。日本の新しい民主主義のためのプラットフォーム「TBSラジオ:session-22」(毎週月〜金曜日22時〜)や、「ハートネットTV」(NHK)等、さまざまなメディアにて活躍中。


[http://vacant.n0idea.com/#prettyPhoto[iframes]/18/:title]

<第三回> 参加アーティストによるプレゼンテーションとトークセッション
[第一部]参加アーティストによるプレゼンテーション
日時:2014年1月11日(土)午後2時より
出演:ダブルネガティヴス アーキテクチャー,砂山太一(東京藝術大学),永田康祐(東京藝術大学
会場:ICC ギャラリーA
入場料:当日の展覧会入場チケットが必要です.再入場の方は受付にて,チケットをご呈示ください.

[第二部]トークセッション テーマ「海市」
日時:2014年1月11日(土)午後3時より
出演:藤村龍至磯崎新
ゲスト:東浩紀黒瀬陽平
会場:ICC 4階 特設会場
定員:150名(当日先着順)
入場料:無料(展示をご覧になるには入場料が必要です.)


http://www.ntticc.or.jp/Exhibition/2013/ISOZAKI_Arata_SOLARIS/events_j.html

上智大学大学院 グローバル・スタディーズ研究科主催

大学院生・次世代研究者によるシンポジウムシリーズ第2回

"Environmental Politics: Local, National, and International Perspectives"

2014年1月11日(土) 13:00−17:30

上智大学四ツ谷キャンパス、中央図書館、9階921号室

使用言語:英語・予約不要

二つの世界大戦に代表されるように、20世紀は力による対決が支配する時代だっ
た。しかし終盤に入り、技術発展に後押しされるようにして、戦いの場が文化領
域特に意味領域にまで拡大した。「意味空間」では、まさに多様な「意味」が交
錯し、競合し、対立し、融合する。本シンポジウムでは、原子力エネルギーをめ
ぐる環境ポリティクスに着目する。この領域では、国際機関、国家、市民社会
ど複数のアクターが多様なレベルで活動する。これらのアクターによって、原子
力エネルギーがどのように意味づけされるのか、またそれら多様な意味づけがど
のように対立、競合、融合するのか。国際社会における様々なアクターによって
行われる複雑な論争を解読することを狙いとする。

特別コメンテーター:

James M. Jasper (教授、ニューヨーク市立大学

James M. Jasperは社会運動現象を、運動文化とりわけ感情の観点から分析する
視点を提示したことで知られる社会学者である。代表的な作品に、反原発を文化
的視点から分析したThe Art of Moral Protest(1997)やアメリカ、フランス、
スウェーデンのエネルギー政策に関する比較研究を行ったNuclear Politics:
Energy and the State in the United States, Sweden, and France(1990)な
どがある。

コメンテーター:  

鈴木玲 (教授、法政大学)

David Slater(准教授、上智大学

プレゼンテーター:

"Nuclear Energy after Fukushima: The Choices Made by States"

井形彬(慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程)

"Coalition Building between Heterogeneous Organizations in the
Biodiversity Policy Arena"

藤田研二郎(東京大学大学院人文社会系研究科後期博士課程)

"What are the Relations of a Global and Local Social Movement?:A Case
Study of Iwaishima"

龍野洋介(上智大学グローバル・スタディーズ研究科国際関係論専攻後期博士課
程)

"Meaning and Frame Resonance in the Linkage of Social Movements Groups:
Comparing Three Mile Island and Fukushima"

村瀬里紗(上智大学グローバル・スタディーズ研究科国際関係論専攻前期博士課
程)

上智学院グローバル・コンサーン研究所
102-0094 東京都千代田区紀尾井町7-1
i-glocon@sophia.ac.jp
03-3238-3023
http://www.erp.sophia.ac.jp/Institutes/igc/
Twitter@Institute_GC

瀬名秀明×大森望×東浩紀「SFと復興――小松左京から考える」(仮)@nzm @hazuma

1/11 (土) 19:00 - 21:00 JST

瀬名秀明
1968年静岡生まれ。作家。著書に『パラサイト・イヴ』(新潮文庫日本ホラー小説大賞)、『BRAIN VALLEY』(新潮文庫日本SF大賞)、『希望』など小説作品のほか、編著作『サイエンス・イマジネーション』(NTT出版)、ノンフィクション作品『ミトコンドリアのちから』(共著、新潮文庫)や『インフルエンザ21世紀』(文春新書)など多数。2006年から2009年まで東北大学機械系特任教授を務めた。



大森望
1961年高知生まれ。書評家・SF翻訳家・SFアンソロジスト
著書に『21世紀SF1000』、『新編・SF翻訳講座』、《文学賞メッタ斬り!》シリーズ(豊崎由美と共著)、《読むのが怖い!》シリーズ(北上次郎と共著)など。アンソロジーに《NOVA 書き下ろし日本SFコレクション》、《不思議の扉》の各シリーズのほか、『星雲賞SF短編傑作選 てのひらの宇宙』など。訳書にコニー・ウィリス『ブラックアウト』『オール・クリア』など多数。
https://twitter.com/nzm

ゲンロンカフェ(東京都品川区西五反田1-11-9 司ビル6F)

http://peatix.com/event/25300

【関連イベント】MDF対談 Vol.3 小林康夫×池上高志 要登録
Date:2014年1月11日(土) 16:30-18:00
Place:三鷹天命反転住宅


小林氏との出会い

赴任当時、東大の駒場キャンパスでは、駒場寮を廃寮にするかどうかでおおもめにもめていた。大学当局(!)は教官を全員招集して、学生とのにらみ合いが続いていた。小林さんは、力強く陣頭指揮にあたられ、ぼくは一教官として、あまり気の進まない業務に嫌気がさしていた。なんとなくさぼりがちだった学生とのにらみ合い、こういうことに時間を使うのではなく機動隊でも導入したら、という僕を小林さんがギョロっと睨んで一言、それは歴史的に出来ないよ、池上くん。そんなのが小林さんとの出会いであった。その時からの付き合いである。付き合いと言っても恐れ多くて話したことはなく、もったいない年月が流れていった。


そののち、駒場キャンパスに新しい建物が出来た時、荒川修作がくるというので出かけて行ったらば、その司会が小林先生であった。その後、ぼくもアートに関わるようになり、アラカワさんとも親交が生まれ、そして小林さんと話す機会も巡ってきた。小林さんは、明瞭に言葉を使う。その言葉が美しい。


貝殻のパターンがつくるクラス4の話をしたことがきっかけとなって、そののち小林さんと話すようになり、僕のやってることの非常に明晰な説明をかいてもらったことがある。言葉とは力でありアートである。現在、小林さんは、生命のかたち、ということに興味を持ち、その言葉をさがしている。ぼくが探索してきた複雑系、人工生命、そしてMassive Data Flowsがその言葉にならないか。その辺から、会話を始めてみたい。


池上高志


開催日時:2014年1月11日(土)
開演:16:30(開場 16:00/終了予定 18:30)
会場:三鷹天命反転住宅 In Memory of Helen Keller 気配コーディネーティングの部屋
入場料/定員:3,500円(ドリンク・軽食込み)/30名
お申込方法

下記申込みフォームよりお申込みください。お申込みが多数の場合、先着順とさせていただきます(お一人につき1回、2名様まで)。

http://www.rdloftsmitaka.com/2014mdf03

主催・お問い合わせ先:岡瑞起/田代郁子(massivedataflow [at] gmail.com

協力:ABRF, Inc.


http://utcp.c.u-tokyo.ac.jp/events/2014/01/related_event_yasuo/

芸術新潮つげ義春特集刊行記念講座
なぜ、いま「つげ義春」なのか―マンガと美術の危うい関係

2014年1月11日(土) 18:00〜20:00 (開場17:30〜)
会場 青山ブックセンター本店・大教室
受講料 1,260円(税込)
定員 110名様

出演:山下裕二さん(美術史家) × 米谷一志さん(芸術新潮編集長)

ねじ式」や「ゲンセンカン主人」などシュールな作品で評価高いマンガ家 つげ義春(1937-)。
2014年1月号(2013年12月25日発売)の『芸術新潮』がつげ義春の特集を組んだ。1950年創刊の『芸術新潮』が60余年の歴史の中で特集をしたマンガ家は手塚治虫水木しげる大友克洋の3人のみであった。今回、つげ義春で4人目となる。
そして、『日本美術全集』(小学館)の第16巻「拡張する戦後美術」につげ義春の代表作「ねじ式」が収録予定である。

何故、いま『芸術新潮』『日本美術全集』はつげ義春を取り上げるのか。

美術誌がマンガの特集を組んだり、美術館でマンガに関する展覧会が開催されたり、マンガが美術関係のメディアで取り上げられる機会が多くなってきたが、「マンガは果たして美術なのか」という問いは尽きることがない。

今回は、『芸術新潮つげ義春特集と『日本美術全集』の監修をされた美術史家・山下裕二さんと、『芸術新潮』編集長の米谷一志さんとともに、つげ義春の魅力に迫り、マンガと美術の関係を考える。

http://www.aoyamabc.jp/culture/why-tsuge/

マニエリスムと文学− シェイクスピア、英文学と脳科学
講師名 明治大学教授 高山 宏


講座内容
 自分はただ見ている観客なのに舞台上のハムレットに共感でき、ハムレットの体験を自分のものであるかのように記憶できる「演劇」なる振舞いとはそもそも何であろう。現在の脳科学ならそれをミラー・ニューロン(まね細胞)のしからしむるところと言うだろう。文学を脳科学からみるひとつ前の段階として「マニエリスム」と呼ばれる、混乱の時代に対応した脳の使い方の時代と文化があった。最もマニエリスム的とされてきた17世紀初めの英文学−シェイクスピアの劇、ジョン・ダンの詩−を具体的な素材としながら、時代の脳科学の一表現としての「文学」を考えてみよう。 (講師・記)
<参考書>G.R.ホッケ『文学におけるマニエリスム』(平凡社ライブラリー)、同『ヨーロッパの日記』(法政大学出版局):ご希望の方は各自お求めください。


日時 1/11〜3/8 土曜 15:30-17:30
2014年 1/11, 2/8, 3/8
受講料(税込み)1-3月(3回)会員 8,820円 一般 10,710円


教材費 −
設備維持費 −
カリキュラム

2014/01/11 マニエリスム文学と脳科学
2014/02/08 シェイクスピアと記憶−劇場
2014/03/08 ダンの形而上詩と認知科学

各自準備
講師紹介

高山 宏
1947年岩手県生れ。東大大学院人文科学研究科修士。翻訳家。明治大学国際日本学部教授(日本表象文化論)。『風神の袋』(羽鳥書店)の他、訳書としてはR・コリー『パラドクシア・エピデミカ』(白水社)、B・スタフォード『エコー・オブジェクト』(産業図書)。現在は『ガリヴァー旅行記』(研究社)、『ポリフィルス狂恋夢』(東洋書林)両訳と、絶版名著の組織的復刊(白水社平凡社)に没頭。


朝日カルチャーセンター